2026年6月13日(土)
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日本の潜水艦は忍者だ!アメリカの原潜も警戒する”世界最高クラス”の静粛性技術とは

アメリカ海軍の最新鋭原子力潜水艦「モンタナ」が、長崎県の佐世保港に初寄港した。TBS NEWS DIG/NBC長崎放送は、モンタナが2026年5月12日午前9時12分に佐世保港へ入り、約25分間停泊した後に出港したと報じている。

引用:『最新鋭バージニア級 米原潜「モンタナ」が佐世保に初寄港 約25分間停泊 目的は「補給・維持」』TBS NEWS DIG/NBC長崎放送

SNSでは「原潜が来た」「中国へのメッセージでは」「やっぱり原子力潜水艦はすごい」といった反応も見られた。たしかに、原子力潜水艦は強い。原子炉で発電できるため、空気を取り込むために浮上する必要がほとんどない。長期間、海中で行動し続けることができる。まさに、海の怪物である。

潜水艦の強さは「見つからないこと」にある

しかし、潜水艦の強さはそれだけでは決まらない。潜水艦の世界では「どれだけ長く潜れるか」と同じくらい、「どれだけ見つからないか」が重要になる。

そこで注目したいのが、日本の海上自衛隊が運用する最新鋭潜水艦「たいげい型」だ。たいげい型は原子力潜水艦ではない。いわゆる通常動力潜水艦である。しかし、日本の潜水艦は昔から静粛性に優れていることで知られており、とくにたいげい型はリチウムイオン電池を搭載した最新世代の潜水艦として注目されている。

原潜が「長く、速く、遠くまで潜れる怪物」だとすれば、日本の潜水艦は「静かに潜み、相手に気づかせない忍者」に近い。

先に見つけた方が勝つ――静粛性は最大の武器

潜水艦同士の戦いは、映画のような派手な撃ち合いではない。基本は、先に相手を見つけた方が有利になる。逆に言えば、見つかった瞬間に一気に不利になる。だから潜水艦にとって、静かさは最大の武器だ。

たいげい型の強みは、まさにそこにある。リチウムイオン電池によって、水中での行動時間や運用の自由度が高まり、シュノーケルによる充電の機会を減らせる。シュノーケルを出せば、レーダーや赤外線、哨戒機に見つかるリスクが高まる。つまり、充電の回数を減らせることは、そのまま発見リスクの低下につながる。

派手なミサイルを大量に積むよりも、「どこにいるか分からない」という状態を作ること。それが潜水艦にとっては、極めて大きな抑止力になる。

原潜が怪物なら、日本の潜水艦は忍者だ

アメリカの原潜「モンタナ」が佐世保に寄港したことで、原子力潜水艦の存在感に注目が集まった。だが、日本には日本の強さがある。世界中を駆け回る原潜とは違い、海上自衛隊の潜水艦は日本周辺の海域で、静かに、長く、相手に気づかれずに任務を遂行することを重視している。

原潜が海の怪物なら、日本の潜水艦は海の忍者だ。大きく目立つ必要はない。相手に見えた時点で、忍者としては失敗だからである。

そして、相手からすれば最も怖いのは、目の前に見える巨大な軍艦ではない。どこかにいるはずなのに、どこにいるか分からない存在だ。たいげい型をはじめとする日本の潜水艦が恐れられる理由は、そこにある。

日本の海には、すでに”忍者”が潜んでいる

アメリカの原潜が佐世保に来た。そのニュースは確かに大きい。しかし、それと同じくらい知っておきたいことがある。

日本の海には、すでに世界最高クラスの”忍者”が潜んでいる。

📝 編集長メモ

日本の潜水艦技術の静粛性は、平和憲法のもとで磨かれた防衛技術の象徴だ。攻撃力より探知されない能力を極めるという発想は、日本の安全保障哲学を体現している。しかしその技術が国際的な緊張の中でどう使われるかは、政治の問題だ。

💰 編集長の儲け話

私なら防衛予算拡大の恩恵を受ける川崎重工・三菱重工・IHIを中心に、防衛関連株を積み上げる戦略を取る。潜水艦関連の技術は輸出解禁の議論とも連動しており、オーストラリアへの輸出が実現すれば株価への影響は大きい。防衛株は今後10年の有力テーマだ。

※本コーナーは編集長個人の見解です。投資等の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

桜坂武志

桜坂武志

DNN NEWS24 編集長

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