2026年6月15日(月)
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猫の”うんこハイ”、人間にも存在していた

猫を飼っている人なら、一度は見たことがあると思う。

さっきまで静かだった猫が、トイレを終えた瞬間、突然様子がおかしくなる。

壁を蹴る。階段を駆け上がる。廊下をドリフトする。勢い余って障子が破れることすらある。

通称、「うんこハイ」

SNSでは昔からネタにされている現象だが、実はこれ、ある程度は生物学的に説明できる。

猫にとって「排泄」は命がけだった

まず前提として、猫にとって”排泄”はかなり危険な行為だ。野生では、排泄中は無防備になる。さらに糞尿の臭いは「ここにいます」と外敵へ知らせるマーキングにもなる。つまり排泄後には、「その場から離れる」という行動が本能として残っていても不思議ではない。

実際、動物行動学では、排泄後にその場を素早く離れる行動は多くの動物で確認されている。

迷走神経が引き起こす「神経の爆発」

そしてもう一つ。近年よく言われているのが、“迷走神経”への刺激だ。排便・排尿時には、骨盤周辺の神経や迷走神経が刺激される。迷走神経は副交感神経系――つまり、身体をリラックスさせる神経と深く関係している。

医学的にも、排便後に血圧低下や脱力感、軽い多幸感に近い状態が起きることは知られている。実際、海外では排便時の失神、いわゆる「defecation syncope(排便失神)」という現象まで研究されている。

つまり脳と身体は、排泄によってかなり強い反応を起こしている。猫の”うんこハイ”も、単なるテンションではなく、「危険状態から解放された」「神経が急激に切り替わった」その結果として、身体が一気に爆発している可能性がある。

実は人間にも「うんこハイ」がある

そして実はこれ、人間にもかなり近い現象がある。

長時間トイレを我慢した後、ようやく放尿できた瞬間の「あぁぁ……」という変な幸福感。あれも、単なる気分ではない。

人間の膀胱や腸は、限界まで溜まると脳へ「危険」「圧迫」「ストレス」の信号を送り続ける。すると身体は無意識に緊張状態へ入る。そして排泄によって、その圧迫が一気に解除される。

ここで関係していると言われるのが、副交感神経と迷走神経だ。排尿・排便時には、この神経系が刺激され、身体が一気に「緊張解除モード」へ切り替わる。その結果、脳内ではドーパミンやエンドルフィン系の“報酬反応”に近い状態が起きることがある。

つまり脳は、「助かった」「危険を回避できた」「生存できた」と判断し、快感に近い反応を返している可能性がある。

猫は走り回り、人間は「あぁ…」と呟く

だから人間は、トイレ後に妙にスッキリする。そして猫は走り回るのでやっていることは違うが、脳の奥ではどちらも生き延びたという「野生の報酬」を受け取っているのかもしれない。

また一部では、キャンプや登山など、自然の中での排泄に妙な”解放感”を覚える人もいるという。「外敵の少ない環境」「周囲の視線からの解放」「緊張状態の解除」などが重なることで、脳が通常以上の開放反応を示している可能性もある。

脳の奥底で「野生」が叫んでいる

「人間にも”うんこハイ”がある」のは事実だが、他人の迷惑や法律を顧みない行動は人間社会では当然許されない。

ただ、あのトイレ後のスッキリ感は、単なる気分ではなく体の仕組みからくる解放感なのだ。

その瞬間、脳の奥底で、あなたの”野生”が、静かに歓喜している。

📝 編集長メモ

猫のトキソプラズマと人間の行動変容の関係は、「脳を操る寄生虫」という概念を一般に広めた。しかしより重要なのは、こうした研究が示す「自由意志」への問いかけだ。私たちの判断はどこまで自分のものなのか。

💰 編集長の儲け話

私なら腸内細菌・マイクロバイオーム関連のバイオ株に賭ける。脳と腸の関係(腸脳相関)の研究は医薬品開発に直結しており、次世代の精神疾患治療薬の鍵を握る分野だ。海外ではすでに関連ETFが存在し、長期的に有望なセクターだと確信している。

※本コーナーは編集長個人の見解です。投資等の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

桜坂武志

桜坂武志

DNN NEWS24 編集長

💰 編集長の儲け話 特集

投資・NISA・高配当株・暗号資産・ギャンブル・副業・AI活用・資産形成など、お金に関する記事をまとめています。

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